経済地理学会賞

経済地理学会賞

 経済地理学会賞は,2002年経済地理学会総会において創設され,経済地理学研究の一層の発展を推進するとともに,若手研究者の研究奨励に資するため,優れた研究成果を顕彰することを目的として設けられたものです.受賞対象者は経済地理学研究に著しく貢献し,将来の発展が期待される経済地理学会正会員の著書または論文とされています.内規に基づき,受賞候補者の選考は選考委員会が行い,選考委員会の推薦に基づき評議会で決定し,受賞者には経済地理学会総会時に賞状および賞碑を贈与されます.

 2011年度からは著作賞(著作発刊年において45歳以下)と論文賞(受理日において33歳以下)に分離し,それぞれ,西暦奇数年度の総会時,西暦偶数年度の総会時に表彰を行うようになり今日に至っています.

 

【経済地理学会著作賞】

  • 第1回 外川 健一 『自動車とリサイクルー自動車産業の静脈部に関する経済地理学的研究』日刊自動車新聞社,2001年 ( 詳細 )
  • 第2回 影山 穂波 『都市空間とジェンダー』古今書院,2004年 ( 詳細 )
  • 第3回 小田 宏信 『現代日本の機械工業集積-ME技術革新期・グローバル化期における空間動態』古今書院,2005年 ( 詳細 )
  • 第4回 中澤 高志 『職業キャリアの空間的軌跡』大学教育出版,2008年 ( 詳細 )
  • 第5回 湯澤 規子 『在来産業と家族の地域史』古今書院,2009年 ( 詳細 )
  • 第6回 水野 真彦 『イノベーションの経済空間』京都大学学術出版会,2011年 ( 詳細 )
  • 第7回 中澤 高志 『労働の経済地理学』日本経済評論社,2014年(詳細
  • 第8回 久木元美琴 『保育・子育て支援の地理学―福祉サービス需給の「地域差」に着目して』明石書店,2017年(詳細
  • 第9回 與倉 豊『産業集積のネットワークとイノベーション』古今書院,2017年 (詳細)
  • 第10回 立見淳哉 『産業集積と制度の地理学:経済調整と価値づけの装置を考える』ナカニシヤ出版,2019年(詳細
  • 第11回 福本 拓 『大阪のエスニック・バイタリティ-近現代・在日朝鮮人の社会地理-』京都大学学術出版会,2022年,244ページ(詳細

 

【経済地理学会論文賞】

  • 第1回 與倉 豊 「地方開催型見本市における主体間の関係性構築―諏訪圏工業メッセを事例として―」『経済地理学年報』第57巻第3号,2011年. ( 詳細 )
  • 第2回 則藤 孝志「アジアにおける梅干し開発輸入の展開とそのメカニズム」『経済地理学年報』第58 巻第2 号,2012 年. ( 詳細 )
  • 第3回 陳 林「中国福建省内陸農村における野菜生産の拡大と農家の就業構造」『経済地理学年報』第60巻第1号,2014年.(詳細
  • 第4回 該当なし
  • 第5回 遠藤貴美子「東京を中心とするニット製衣服産業の生産システム」『経済地理学年報』第65巻第2号,2019年.(詳細
  • 第6回 甲斐智大「東京圏における保育士不足がもたらした地方圏の保育労働市場への影響――東北地方における新卒保育労働市場に注目して――」『経済地理学年報』第67巻第3号,2021年.(詳細

 

     労働の経済地理学 2017著作賞(kukimoto)  

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